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回想列車2005(2005年12月27日公開)

今年も残すところあとわずかになってきました。そこで、今年の鉄道界をここで改めて振り返ってみようということで、作ってみました。
なお、あくまで私の独断と偏見で選んでいますので、ツッコミは入れないようにお願いします。(^^;)

リニモ@万博会場

熱かった名古屋!

今年はなんと言っても「愛・地球博」や新しく開港した「セントレア(中部国際空港)」など、多数の話題を呼んだ「名古屋」だったように思います。
私も5月に1度足を運び、初めて実用化された磁気浮上式の鉄道「リニモ」に乗って万博を楽しんで来ました。(写真上は「リニモ」。2005年5月7日・万博会場駅にて撮影)
磁気浮上式と言えば会場内にはJR東海の「超伝導リニア館」もあったりと、未来の鉄道をほんの一部だけでしたが垣間見ることもできました。

そして、名鉄の話題も忘れてはいけません。セントレア開港に合わせて、これまでの名鉄車両とは全く違った新車2000系と2200系が登場しました。(写真下は名鉄2000系と2200系の並び。2005年5月8日・中部国際空港駅にて撮影)
この新車、登場当時はファンの間でもかなりインパクトがあったようですが、2000系については早くも来年中に1両増結するという人気ぶりで、まだまだその熱は冷めてはいないようです。

名鉄2000と2200系の並び@中部国際空港(セントレア)
つくばエクスプレスTX-2000系車両@流山おおたかの森

首都圏最後の大型鉄道開業か!?

新しい、ということではこちらも忘れてはなりません。東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」が8月24日に無事開業しました。(写真上はTX-2000系。2005年12月10日・流山おおたかの森駅にて撮影)
その後乗客の延びは順調に推移しているようで、また、つくば市から乗った人の半数が終点まで乗り通すというデータも出てきており、いいスタートが切れたのではと思います。

なお、この「つくばエクスプレス」開業に先立ち、競争相手となるJR常磐線では、単一の線区だけでダイヤ改正を行うという異例の事態に…。
スピードアップを目指したこの改正の目玉は、新たに特別快速を新設した上でそれを新車E531系が担うというものでした。(写真下はE531系。2005年10月6日・JR馬橋駅にて撮影)
このE531系による特別快速は、JR東日本では初めて一般型車両による時速130キロ運転を実現し、話題を呼びました。

JR常磐線E531系@馬橋
北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線CR70形車両@帯広

消え行く鉄路・・・

さて、良い話題ばかりだったわけではありません。
3月に名鉄の岐阜市内線や美濃町線が廃止されたのは記憶に新しいところではありますが、その同じ3月に旧国鉄池北線を引き継いだ第3セクター、「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」が来年3月いっぱいで廃止されることが決まりました。(写真はCR70形。2005年2月11日・JR帯広駅にて撮影)
ここでも書きましたが、ローカル輸送で利益を上げるというのは非常に難しいことであり、貴重な鉄路を生かすためにも、国や自治体が新たな対策を考える必要があるのではないのか、と切実に感じました。
失うことは簡単にできても、新たに作り出すのはとても難しいことなのですから…。

JR東海道線207系@山崎〜高槻間

相次いだ重大事故・・・

暗い話題が続きますが、今年の鉄道界を語る上で避けて通れないのが、4月25日にJR福知山線で発生した列車脱線事故でしょう。(写真はJR東海道線207系。2002年10月28日・山崎〜高槻間にて撮影)
この事故では運転士を含む107名の方が亡くなり、また500名以上の負傷者を出すという、JR発足以降では史上最悪の鉄道事故でした。また、それに関連してJR西日本の体質が様々問題に上がるなど、鉄道への信頼そのものを大きく失墜させる大事故でした。

その他に3月2日に土佐くろしお鉄道の宿毛駅で発生した列車衝突事故や、この特集の公開直前に起こった特急「いなほ14号」の脱線事故など、今年は鉄道の重大事故が多く発生した年でした。

東北新幹線E2系+E3系@大宮

次世代新幹線現る!

とか書いておきながら、載せている写真はどれも今あるものだけですが…_| ̄|○

まず上の写真はE2系「はやて」ですが、今後の東北新幹線青森延伸をにらみ、「STAR21」以来となる試験車両E954形が登場しました。(写真は東北新幹線E2系「はやて」。2003年10月25日・大宮駅にて撮影)
営業運転で時速360キロを目指すことから「FASTECH360」という名が付けられ、新しい技術が多数盛り込まれているようです。
将来この速度で東京〜青森を走った場合、わずか3時間ほどで結ぶだろうと言われているだけに、楽しみな存在ではあります。
なお、新在直通用となるE955形は来年春頃に登場するとのことです。

そして、下の写真700系「のぞみ」ですが、こちらも量産先行車としてN700系が登場。(写真は東海道新幹線700系「のぞみ」。2005年1月13日・小田原駅にて撮影)
JR東海とJR西日本が共同で開発し、最高速度や加速性能の向上(対700系比)、台車のバネを使った車体傾斜システムなどの新しい技術が採用されているようです。
このN700系は平成19年の営業入りを目指して、現在様々な試験が行われています。

東海道新幹線700系@小田原
寝台特急「さくら・はやぶさ」@川崎

ブルトレにリストラの嵐襲う

新幹線がさらに進歩しようとする中、衰退の一途を辿っているブルトレにまたもや残念なことが起こりました。
まず3月のダイヤ改正で東京発着の「さくら」と「あさかぜ」が、そして10月の改正では京都発着だった「彗星」が相次いで廃止されました。(写真は上り「さくら」。2004年12月28日、JR川崎駅にて撮影)

さらには来年の3月の改正で客車寝台の「出雲」の廃止が決まるなど、歯止めが掛からないブルトレのリストラ。この流れはどうにも止められないものなのでしょうか・・・

山手線205系@有楽町

山手線から205系完全撤退!!

1985年3月にデビューした205系は、以来20年に渡って山手線の主となっていましたが、その区切りの年の4月17日を最後にその座を新鋭E231系500番台に譲りました。
(写真上は205系。2002年2月10日・JR有楽町駅にて撮影)
(写真下はE231系500番台。2004年9月17日・JR御徒町駅にて撮影)

205系自身は後述する103系を淘汰する目的で各線区へ散るという、まさに「大異動」となったわけですが、その線区に合わせてVVVF改造されたものや、先頭車化改造を受けたりと、バラエティに富んだ陣容となりました。

山手線E231系500番台@御徒町
武蔵野線103系@舞浜

国鉄型車両の勢力縮小進む

各地でJR型車両が増殖する一方、近年益々国鉄型車両の淘汰に拍車が掛かった感がありますが、今年もその数を減らし続けました。
首都圏では、この12月のダイヤ改正で武蔵野線から103系が撤退。前述の山手線を含めた205系に置き換えられました。(写真上は武蔵野線103系。2004年11月8日・JR舞浜駅にて撮影)
また、常磐快速線にかろうじて残っていた103系も、来年春の改正で姿を消すことが決まっています。

そして、直流型特急車両の礎を築いた183系(JR西日本の183系は除く)も、この12月の改正で特急の定期運用から完全に離脱しました。(写真中は183系「しおさい」。2004年12月16日・物井〜佐倉間にて撮影)
私自身も「房総三兄弟乗車記」で乗り納めをしてきましたが、思えば幼少の頃から183系には幾度となく世話になった車両だけに、寂しさを感じた出来事でした。

それから、201系にもついにメスが入れられることになりました。(写真下は201系。2005年1月5日・JR西荻窪駅にて撮影)
まず中央快速線において来年12月から、先に挙げたE531系の風貌によく似た新車E233系が投入され、その後青梅線や五日市線といった線区にも進出し、201系を置き換えるようです。

廃車がどんどん進んでいく国鉄型には思い入れがある車両もあるだけに、時の流れとは言えなかなか複雑です。

183系特急「しおさい」@物井〜佐倉間
中央快速線201系@西荻窪
湘南新宿ラインE231系近郊型@目白

E231系東海道線で増殖中・・・

前述の国鉄型車両に替わって、首都圏で勢力を伸ばしているのがご存じE231系です。(写真上はE231系近郊型。2005年1月30日・JR山手線目白駅にて撮影)
昨年東北本線(宇都宮線)や高崎線から115系を追い出したこの車両は、今その矛先を東海道線113系に向けていますが、来年春のダイヤ改正で置き換えが完了する予定になっています。
(写真下は113系。2003年8月1日・JR京浜東北線新子安駅にて撮影)

東海道線113系@新子安
485系特急「きりしま」@西鹿児島

波紋広がるアスベスト問題

「静かな時限爆弾」として大きな社会問題となったアスベストが、鉄道界にも飛び火しました。具体的には経年の古い国鉄型車両を中心にアスベストが使われているというもので、我々乗客が通常利用する際には問題はないということのようですが、いずれにせよこれらの車両達は近い将来全廃されることになります。
(写真は485系「きりしま」。2002年2月5日・JR西鹿児島駅(現鹿児島中央駅)にて撮影)

小田急電鉄50000形「VSE」@和泉多摩川

新型ロマンスカー颯爽と登場!!

さて、JRの話題が続いたので私鉄もここらで入れておきましょう。
今年の公営・私鉄はJRに負けず色々な事がありましたが、特急型車両としては小田急電鉄の新しい顔となった50000形VSEの登場が一番心に残っています。(写真は2005年9月3日、小田急小田原線和泉多摩川駅にて撮影)
その時の模様は「箱根に春来る、小田急新型ロマンスカー“VSE”登場!」で取り上げましたが、非常に居心地が良かった車両だったので、いずれまた機会を見つけて乗ってみたいと思っています。

東京都交通局10-300系@東大島

都営新宿線に新型車両登場!

最後に、地元ネタで申し訳ないと思いつつ載せてしまいましたが(滝汗)、個人的にも今年はこれに一番関わったので載せておきました。(写真は東京都交通局10-300系。2005年10月26日・都営新宿線東大島駅にて撮影)
系列的にはE231系の流れを汲んだ車両ではありますが、新宿線では初めてのフルモデルチェンジ車ということで、沿線住民としてもこれからの活躍に期待したいと思います。

というわけで、私なりに振り返ってみた今年の鉄道。みなさんにもそれぞれ思うところは多々あったと思います。
さあ、色々あった2005年もまもなく終わりを告げようとしています。来年はいったいどんな年になるのでしょうか?
最後に、皆さんが無事新年を迎えられるよう祈りつつ、この辺で筆を置きたいと思います。

−おわり−


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