Page1(2005/02/09〜15) 2005年2月、私にとって今年初めての本格的な列車旅のチャンスが巡ってきました。
今回の旅先はズバリ北海道。私自身初めて冬の北海道の鉄道に触れあえるということで、事前に下のような予告までして旅の準備を整えていました。
私は今まで本州はもちろんのこと、九州・四国へも足を運び、そこで様々な列車、そして人と触れあってきました。
当然、それら全てが楽しい思い出として、今でも私の中に残っていることは言うまでもありません。
まだ少し先の話ですが、今年は私が30歳を迎えるという節目の年です。30歳ともなれば、これから社会的にも益々重きを成していくわけですが、実を言うと私は以前から、20代のうちにやっておきたいことが一つありました。
それは、私が日本でただ一つ、未だ足を踏み入れたことのなかった土地へ行くことでした。
全身が凍てつくような寒さ、容赦なく吹きつける北風、凍り付いた地面…
そう、今回の旅先は北海道です。
私自身、今までどんなに行きたくても、叶わなかった土地への旅が、ようやく実現することとなりました。
もちろん、移動の基本は鉄道です。
さあ、遙かなる北の大地への旅は、いったい何が待ち受けているのか、そして、どのような結末を迎えるのか!
その旅の幕は、2月9日、いよいよ切って落とされます・・・
・・・と、予告編ではこう書きましたが、実は北海道へ「渡る」ということだけで言えば、今回が2度目なんです(^^;)
それは2002年の夏、その年の12月に東北新幹線八戸延伸によって「はやて」のデビューが間近に迫る中、それと同時に消えていってしまう特急「はつかり」と快速「海峡」に乗って一度は青函トンネンルを通ってみたい、という理由で函館までは行っていました。
その時は、ちょうど九州へ行ったり東北を回ったりと、長旅を続けて最終的に到達したのが函館だったわけですが、そこから先は様々な事情により断念せざるを得ませんでした。
以来ずっと、私はそこから先の鉄路に、「いつかきっと・・・それも冬の北海道へ」という思いを募らせていました。
それに加え、私は子供の頃からテレビでしか見たことがなかった、札幌の「雪祭り」を是非とも自分の目で見てみたいという思いも加わり、今回の旅に至りました。
さぁ、前置きがかなり長くなりましたが、自身初めてとなる北海道とその前後を含めた列車旅、お目に掛けることに致しましょう。
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2月9日夕方、今回の旅の出発点となる上野駅13番ホームへとやってきました。 上野と言えば、長年「東京の北の玄関口」の名を欲しいままにしてきましたが、東北・上越新幹線の開業、そして東京延伸で、あれだけこの駅を出入りしていたの「あさま」等の在来線特急群は、常磐線の「ひたち」系統などを除いてほとんど姿を消してしまいました。私が子供の頃の状況と比べて、本当に変わってしまいましたね。 |
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発車20分前、尾久客車区から「北斗星1号」となる24系客車が、青森までの牽引を担当するEF81形電気機関車に押されて入線してきました。 写真のように、東京寄り1号車の貫通扉が開かれ、そこへ客車のブレーキホースが引き込まれていますね。 これは推進運転のための可搬式制御装置がそこにありまして、この装置がないとこの頭端式の地平ホームに推進運転で客車編成を押し込むことは、かなり難しい作業になります。 |
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ドアが開き、さっそく乗り込みます。 ちなみに、私が押さえた部屋はこの時に乗った、285系サンライズエクスプレスと同じ暗証番号方式でして、扱い方は自分の好きな4桁の番号を入力して鍵を掛ける、というものです。 |
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16時50分、軽いショックと同時に「北斗星1号」は上野駅を後にします。 王子駅で写真のように京浜東北線209系を追い抜いていきますが、この時の私はこれから始まる旅に気持ちを高ぶらせていました。 今まで何度となく経験している列車旅ですが、やはり旅立ちというのはドキドキしますよね。 しかも、今回は未知の土地へ行くわけですから余計に・・・ |
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列車は大宮を出ると、高崎線と分かれて北へ歩みを進めていきます。 ところで、昨年の「『つばめ』と『つばめ』が出会う時…」で乗った「さくら」の個室寝台にはAC100Vのコンセントがあって、それを利用してモバイル更新をしていました。 |
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さ、気を取り直して、今回の旅で使う切符をちょっと紹介しておきます。 今回利用したのは、周遊きっぷ「北海道ゾーン(5日間)」。ご存じの方も多いとは思いますが、ゾーン区間内では特急・急行列車などの自由席に乗車できるもので、それに加え入口(出口)駅までの乗車券が往復それぞれで20%引きになるという便利な切符です(一部例外を除きます)。 なお、ゾーン内で指定席、若しくはグリーン車を利用する場合、ゾーン券は乗車券部分のみ有効となり、新たに料金が掛かります。 |
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宇都宮付近でモバイル更新をしたあと、上野駅で調達していた弁当を食べたり、ベッドで横になっていました。 気が付いた頃にはご覧のように、列車は郡山へ到着。辺りはすでに真っ暗ですね。 まだ寝るには早すぎるので、「うーん、もう郡山かぁ」と、なんとなく背伸びをしていたその時、通路から何やら甘い誘惑が・・・ |
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その正体はコレでした(爆) もうあまり書かなくてもわかるとは思いますが、こういうものには目がないタチでして・・・(^^;) 暖房が結構効いていたせいもありますが、通路から「冷たいアイスクリームはいかがでしょうか〜」と、アテンダントさんの声が聞こえてきた途端、まさに渡りに船と言わんばかりに300円を握りしめていたのは言うまでもありません(笑) |
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暖房が効いた部屋でアイスクリームを食べながら、ずっと窓の外を眺めていました。やがて列車は明るい街灯やビルが立ち並ぶ、仙台の市街地へと入っていきます。 さぁ、これからの長旅に備えて、そろそろ寝ることにしましょうか・・・ |
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日付は変わって2月10日の朝。6時にセットしていた携帯電話のアラームで目が覚めました。そろそろ起き出すとしますか。 全く知らない土地のせいか、この段階ではいったいどこを走っているんだ?っていう感じだったんですが、長万部発車後に入った車掌さんのアナウンスでは定時運転ということで、まずは一安心。 顔を洗ってロビーカーへ足を運びます。 |
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ロビーカーにやってきました。お隣7号車の食堂車「グランシャリオ」では、すでに朝食タイムが始まっていて、このロビーカーを多くの人が行き交ったりしてちょっと慌ただしかったんですが、足を留める人は少数で、余裕で空いていたふかふかのソファに腰を下ろして、のんびりとくつろぎます。 ところで、ロビーカーと言えば、寝台列車に乗っている人達の憩いの場として、長らく旅人に愛されてきました。 |
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列車は内浦湾沿いにそって洞爺、伊達紋別と右手に海を見ながら進んでいきます。 それにしても、ロビーカーでこうして車窓を眺めていると、不思議と気持ちが落ち着きます。 |
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7時38分、列車は東室蘭に到着しました。ここからは交流電化された線路を走ることになります。 写真は全国でも見ることができるキハ40ですが、ここ北海道のキハ40は氷塊などの被害を避けるために、側窓が二重構造になっているんですよね。 過酷な北の大地の鉄道の一面を垣間見たような気がします。 |
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列車は登別、苫小牧と止まっていきます。 ここから先は複線電化の千歳線へと入っていき、途中南千歳に停車。ここは西に新千歳空港、東に道東方面への幹線である石勝線とそれぞれ分岐している交通の要所。実際ここから札幌までは電車、気動車に関係なくひっきりなしに列車が往来しています。 さあ、南千歳を出た列車はラストスパート。青空の下を気持ちよさそうに快走していきます。 |
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9時18分、「北斗星1号」は定刻どおりに札幌駅へ到着しました。
さあ、そろそろお目当ての「あの場所」へ移動することにしましょうか。 |