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中央本線・西へ東へPage1(2003/08/15〜17)

 今回の旅の出発点は純粋に183系で運転される特急「あずさ」に乗りたい、というものでした。ご存じのとおり、183系「あずさ」は2002年12月改正をもって定期運用から離脱し、現在ではE257系にその役目を譲っています。
 8月11日〜15日、時刻表では臨時列車として「あずさ187号」が「一般型特急車両で運転」と記載され、183系での運用が予告されました。しかし、「あずさ」の車両を主に受け持っている松本電車区の車両は全てがE257系になっています。ではどこから来るのか。それは普段は「しおさい」などの房総方面の特急を担当している幕張電車区で、中央ライナーや臨時夜行快速「ムーンライト信州」などで運用されているC編成と呼ばれるものなのです。同区の183系は全て国鉄特急色をまとっています。
 それから、この旅を計画するにあたってもう一つ目的がありました。それは中央西線の381系特急「しなの」の走行写真を是非とも撮っておきたいというのがありました。1996年12月改正以降、臨時の「しなの」として運転されるのみとなっている381系ですが、この車両も先頭車がパノラマになっているなど改造が施されてはいるものの、現在でも国鉄特急色をまとっています。本来なら「土日きっぷ・甲信越ぐるり旅」の時に撮っておけば良かったのですが、運転日と休みが合わず断念していました。
 そんなわけでそれらをひっくるめた今回の旅、いったいどういうものになりますでしょうか・・・。

183系臨時特急「あずさ187号」松本行きC2編成@東京駅中央線ホーム1番線 というわけで8月15日の朝、私は東京駅中央線ホーム1番線にやって来ました。8時21分発の臨時特急「あずさ187号」松本行き。国鉄特急色の183系にあずさの幕・・・。「うわ〜懐かしい」という言葉が出てきてしまいますね(^^)
で、さっそくこの写真を撮ろうしたわけなんですが、この付近には鉄な方が10名ほどおりまして、みなさん思い思いに写真を撮っています。近年JR各社が競って「国鉄色」を売りにしたリバイバル運転などが行われていますが、やはりみなさんこのカラーリングに注目しているんですねぇ。
ちなみにこの日充当されていたのはC2編成でした。
183系「あずさ」の方向幕・やっぱこのほうが(・∀・)イイ! あずさの幕を撮ったからにはこれも、ということで方向幕を撮っておきました。
E257系はLED表示でちょっと味気ないかな、という思いがある中でやはりこれを見ていると、「あ〜これから旅に出るんだぁ」という気持ちが湧いてきませんか?(^^;)
183系のグリーン車@ホーム側より こちらはお馴染みのグリーン車マークです。このマークと国鉄色。マッチしてますよねぇ・・・
さて、発車時刻が近づいて来たので車内に乗り込むことになりますが・・・
183系のグリーン車・グレードアップ車のグリーンは(・∀・)イイ! 今回乗車したのがこちら。見てのとおり6号車のグリーンです。この2+1の大型シートがなんとも贅沢な気分にさせてくれますね。実はこのC編成の大部分は元々「しおさい」などで長年使われてきたモハユニットが組み込まれているのですが、グリーン車だけ旧あずさのグレードアップ改造を受けたものが組み込まれています。
普通車は?というと現在では前述した「しおさい」などの房総方面への特急列車に使われる編成に組み込まれているんですよね(2003年7月1日の日記参照)。
さて、列車は定刻に東京駅を出発したのですが、この時鳴ったチャイムは毎度お馴染みの「鉄道唱歌」。「ストレンジャー」を期待していた私はちょっと拍子抜けしてしまいましたが・・・
山手線E231系500番台@新宿〜大久保間・この時懐かしのチャイムが・・・ 写真はちょうど新宿を出発したところです。山手線の新車E231系500番台と併走しているシーンですが、この時待ちかねたものがやっと聴くことができました。先程期待していたと書いた「ストレンジャー」です。
土日きっぷ・甲信越ぐるり旅」の時にこれを聴かないとあずさに乗った気がしないと書いたんですが、やはりそこは国鉄型車両である183系。しっかりと鳴らして「あずさに乗っているんだ」という気にさせてくれて気分も最高潮に達します\(^o^)/
それにしても一つの特急列車で2つ異なるチャイムを聴くなんてあまりないですよねぇ。ちょっと得した気分になりました。(^^)
西荻窪付近でコーヒーを調達(^Q^) 列車がちょうど西荻窪付近を走っている時に車内販売が回ってきたので迷わずコーヒーを注文しました。朝早かったこともあり眠気を飛ばすためにも、ということで・・・
営団地下鉄東西線直通用電車E231系800番台@三鷹電車区 写真は三鷹電車区の脇を通り過ぎているところで、つい最近営団地下鉄東西線乗り入れ用として投入されたE231系800番台が写っていますね。何度か乗ってみましたがそれまで東西線を走っていた301系や103系1200番台などと比べ、乗り心地がかなり改善されているという印象を受けました。
まぁ、301系の登場から40年近く経っているわけで当たり前の話なんですけど・・・
新桂川橋梁・かなり増水しています 列車は八王子を定刻に発車した後、高尾を過ぎて山間部へと入っていきました。もうここでグリーン車はほぼ満席になりかなり賑やかになってきました。
写真は新桂川橋梁を渡っているところですが、先日から降り続いている雨の影響でかなり増水していますねぇ。実は朝の東京駅で武蔵野線が京葉線への乗り入れを取りやめている旨の放送があったんですが、このまま降り続くと他の路線にも影響が出かねない状況で今後が心配です。
富士急行線とその短絡線@大月 大月を通過しました。手前に写っている線路はこの中央本線と富士急行線とを結ぶ短絡線で、主に201系電車が河口湖までの直通運転の際に使用されています。
写真は塩山通過直前・甲府盆地に入る 勝沼ぶどう郷を過ぎて列車は甲府盆地へと入っていきます。
それにしてもこのどんよりとした天気。今年は例年よりも雨が多くまた気温も低い日が続いていますが、この辺りは桃やぶどうの産地。今年はどの程度収穫できるのか非常に気になるところです。
甲府に到着 東京からジャスト2時間で甲府に到着しました。さすがに時期がお盆ということもあってホームにはかなりの人がいますねぇ。
ところで甲府到着直前のことだったんですが、この列車3度目のチャイムが鳴ったのですがそのチャイムというのが「信濃の国」でした。今までネット上では聴いたことはあっても実際に聴くのはこれが初めて。
「いや〜、今日の車掌さんサービスいいなあ」(^o^)
雲がかなり下がっています@まもなく茅野に停車 列車は甲府を定刻に出た後、小淵沢に止まって長野県に入り茅野、と止まっていきます。写真は茅野到着直前のものですが、いつのまにか雨は上がっていました。
信州最大の湖「諏訪湖」@上諏訪〜下諏訪間 列車は上諏訪に止まると、次は塩尻まで止まりません。下諏訪に差し掛かった辺りで左手に諏訪湖が見えてきました。ここでも雨は止んでいましたがご覧のとおり、雲がかなり低いところまで降りてきているのがはっきりと見えますね。
岡谷通過!写真は旧線 岡谷を通り過ぎると旧線が左に分かれていきます。この時にもご紹介しましたが、今走っているみどり湖経由の塩嶺ルートがメインになっています。ほどなく列車は塩嶺トンネルに入り目一杯のスピードで駆け抜けていきます。
やはりスピードが出た時のE257系に比べ揺れは大きく乗り心地が悪い、と言えばそれまでですが今やこの183系がこの鉄路を走る機会はほとんどなく、そう考えるとこの乗り心地も懐かしいような悲しいような、なんだか複雑な気分です。この走りを目に焼き付けておかなきゃ・・・
塩尻に到着 塩嶺トンネルを抜けて列車は中央本線東西の節目の駅とも言える塩尻に到着しました。ここから列車は篠ノ井線へ入っていきます。
北アルプス・・・めっちゃ雲がかかっています@塩尻発車直後 塩尻を出ると進行方向左手に北アルプスの山々が我々を迎えてくれます・・・、と書きたいところですがご覧のようにここでも雲がかなり高度を下げていて乗鞍岳などの山が完全に雲に覆い隠されてしまっています。
その隠れた山を見ながら列車は松本へ向けてラストスパート。この183系との別れが近づいてきたその時、本日4度目のチャイムが鳴りました。4度目は「雪山讃歌」でした。本当に今日の車掌さんサービス精神旺盛です。一つの列車で4つの異なるチャイムを聴くなんてまずないですよ!
車掌さんありがとう!感動した!(嬉泣)
松本〜、松本〜、松本〜 11時36分、「あずさ187号」は定刻に終点松本に到着しました。東京から3時間15分、183系の旅は終わりを迎えました。列車はまだホームに留まっていそうな雰囲気だったので編成の内容を確かめるべくホームを移動・・・
ありゃりゃ・・・1号車はグレードアップ車だぞぃ@松本 新宿方の1号車のところへ歩み寄ると、ここだけシートモケットが違うことに気付きました(モケットとは、座席表面の布地のことです)。よく見るとなんと、グレードアップあずさで使われていたシートではありませんか!ということはこの先頭車はかつて松本電車区に配され定期「あずさ」で使用されていたものとわかります。
松本電車区の183・189系は「あずさ」定期運用離脱後、編成を解かれてグレードアップが施されたモハユニットは房総方面の特急列車に組み込まれ、逆にそれまで房総を走っていた編成もバラバラにされた上で「中央ライナー」用の編成として新たに組成されているわけです。本来ならこの先頭車も房総方面の特急として使えればいいのですが、そのままだと東京駅の総武快速線地下ホームに入れない(信号装置の関係)のでこういうことになっているのだろうと思います。
うーん、やはり183系の方が特急の威厳というもの感じさせてくれる@松本 さて、改めて先頭車からこの列車を眺めてみます。すでに種別幕は回送になっていましたが、この車体からは特急の威厳というものを非常に強く感じました。1987年のJR化以降、各社がそれぞれ自由にデザインした車両がどんどん生まれその顔ぶれも多彩になる一方で、昔から走り続けてきた国鉄型の車両はどんどん数を減らしていく中、この国鉄型の車両はやはりインパクトあります。
この後、183系は駅のすぐそばにあるかつてのねぐら、松本電車区へ回送され車内整備を受けた後は松本19時21分発特急「あずさ194号」として東京への帰路に着くことになっています。
松本止まりの臨時特急「ワイドビューしなの81号」A6編成@松本 183系が回送されそろそろ別の場所へ移動しようとした時に、向かい側3番ホームに名古屋から木曽路を抜けてきた383系臨時特急「ワイドビューしなの81号」が入ってきました。この列車松本止まりでしたが指定・自由ともにほぼ満席の状態でした。うーん、もうちょっと183系がここにいてくれたら並びの写真が撮れたのにぃ・・・f(^^;)
さて、この後少しばかり松本を観光することになるのですが・・・

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