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富士の山麓へ・・・〜2004年旅初め〜Page1(2004/01/07)

 正月も終わり「御用始め」や「書き初め」など、「〜はじめ」という言葉がよく使われるこの時期に「旅初め」をしたらどうなるか、と試してみたかったわけではないのですが越年勤務を無事に終えたこともあり、なんとなく遠出をしたくなりました。
 しかし、夜勤明けで次の日も仕事なので時間的にあんまり遠いところへは行けません。いろいろと制約がある中、やはりここは新年ということで日本人の心を捉えて離さない、日本の象徴・富士山を見ておかなければという勝手な思いこみから(笑)、それを絡めた乗り鉄をしてみることにしました。
 それでは前置きはこれぐらいにして「旅初め」と参りますか・・・。

E257系(M-111編成9連)特急「あずさ57号」松本行き@新宿 まず仕事を終えやってきたのは新宿駅。ここからは11時ちょうど発車の「あずさ57号」松本行きに乗って西進します。車両はお馴染みE257系M-111編成9連。
今回は指定券は押さえなかったので自由席のほうで並んで待っていたのですが、正月が終わったことでホームにいる人の数はまばらですね。
三鷹電車区 列車は定刻どおりに発車しました。新宿駅のポイントをゆったりと通過した後徐々に速度を上げていき、201系やE231系などを横目に見ながら車内でくつろぎます。
やがて複々線区間の終点三鷹を過ぎ、総武緩行線や地下鉄東西線直通車両であるE231系800番台のねぐら、三鷹電車区のそばを通りかかります。実は最近総武緩行線のほうで大きな動きがありまして、もう一つのねぐらであった習志野電車区が昨年12月16日付けで廃止され、同電車区の車両が全てこの三鷹電車区に転属されました。ただし、あくまで電車区が廃止になっただけで、電留線などはそのまま使用されています。
多摩川 立川に止まった後、列車は多摩川を渡り始めました。以前ここを渡った時は非常に天候が悪く川の水位もかなり上がっていたんですが、穏やかな天気が続いているおかげで川の流れも緩やかです。
ただちょっと雲が多いのが気になりますねぇ。目的の富士山がちゃんと見られるのか少し不安です。
冬の枯れ木達 「あずさ57号」は八王子で客を拾い再び西へ向けて走り始めました。この時点で私の乗っている5号車はかなりの席が埋まっていました。多客期ほどではないにしろ、やっぱり「あずさ」は乗客が多いですね〜。
しばらく行くと高尾を通過。次第に列車は上り勾配をものともせずにグングン山を登っていきます。
新桂川橋梁 列車は新桂川橋梁に差し掛かりました。この高い橋梁からみる車窓は何度見ても思わず息を呑む感じで飽きませんね〜。天気が良いのでなおさらですよ。
初狩のスイッチバックの引き上げ線 大月を通過すると、初狩、笹子と通過していきますが、この2駅はともにスイッチバックで知られたところですね。このあたりはかなりの急勾配になっているため、列車はスイッチバックして勾配をクリアしていました。写真は初狩駅を通過中のもので、この駅には現在も使用中のスイッチバック線がありますが、これは工臨(JRの工事用臨時列車)用のもので、本線を走る列車は勾配をものともせずに通過していきます。ちなみに初狩駅のホームは、25‰(パーミル)の勾配の途中にあります。
笹子トンネル 笹子駅を通過するとほどなく笹子トンネルに入り峠を抜けて行きます。写真はまさにその瞬間です(余計なものまで写り込んでいますがご勘弁を・滝汗)。
傘雲がかかっているかもしれない富士山(^^;) 笹子峠を越え、甲斐大和を過ぎていくと今度は下りにかかり甲府盆地へと入っていきます。かなりガスがかかってしまっていますが、塩山を過ぎたあたりで左手には山並みの上に、富士の高嶺がぽっかりと頭を出します。
・・・って、なんだか山頂には雲が被っているように見受けられますね〜。遠目でしかもガスのせいでわかりにくいのですが、ひょっとしたら傘雲がかかっているのかもしれません。
うーん、これはちょっと期待できそうですね〜(^^)
甲府へ到着 12時31分、「あずさ57号」は定刻通り甲府に到着し、かなりの人が列車を後にしていきます。甲府までなら「かいじ」も走っていますが、やはり速達性は「あずさ」のほうが上ということなのでしょう。
さて、私もここで「あずさ」に別れを告げ次なる列車が発車するホームへと向かいます。
373系(F14編成3連)特急「ワイドビューふじかわ8号」静岡行き@甲府 甲府からは12時49分発で身延線の特急列車、「ワイドビューふじかわ8号」静岡行きに乗車し富士を目指します。車両は東海道線の夜行快速「ムーンライトながら」ですっかりお馴染みの、JR東海373系F14編成3連。
あまりご存じないかと思いますが、373系「ワイドビューふじかわ」は1995年10月に、それまで身延線の優等列車として走っていた165系「急行富士川」を置き換える形で登場していますが、この373系が一番最初に使われたのがこの「ふじかわ」なんです。ある意味373系のルーツと言えますね。
さぁ、そろそろ発車時刻と相成ります。
のどかな田園地帯

列車は甲府駅を出ました。ワイドビュー特急でお馴染みのチャイムと自動放送を聞きながら、これまで来た道を戻るような形でしばし中央本線と併走し金手を通過。次の善光寺駅に差し掛かる手前から徐々に右へカーブを切りながら中央本線と分かれ甲府盆地を南へ走っていきます。
乗っていて思ったのですがこの路線、比較的駅間の距離が短くどこか私鉄っぽさを感じます。それもそのはずで、元々は私鉄の富士身延鉄道という会社の路線で、昭和3年3月に富士−甲府間が全線電化で開通し、その後昭和16年5月に国鉄に買収され現在に至っています。

さて、甲府からしばらくは写真のようにのどかな田園地帯の中を、わりとゆっくり目の速度で走っていきますが・・・

山間奥深くへ 次第に列車は右へ左へとカーブしながら徐々に高度を上げていき、気が付けばそこはもう完全に山の中。速度のほうも山登りのためかなりのんびりです。しかも単線のため交換駅ではポイントを渡るため必然的に速度は落ち気味になります。
一方車内に目を向けると、平日の昼間ということもあってか空席が目立ちます。特に1号車の指定席は片手で足りるくらいしか乗っていません。まぁローカル線の特急列車、ということもあるのでしょうけども・・・
身延へ到着

身延到着前にワイドビュー特急のチャイムが鳴りました。お!こんなところでも鳴らすのね、と思いながら列車は13時36分に身延へ到着しました。実はこの身延には身延山という日蓮ゆかりの聖地があり、善光寺、伊勢神宮、本願寺、高野山、金比羅宮、四国八十八ヶ所などとならび、身延山は著名な参詣の名所なんです。
そういうこともあり、ここでかなりの人が乗ってきました。席こそ全部埋まっていませんが、先程より幾分賑やかになった感じです。

さて、次のページではいよいよ富士山を間近で見ることになります。


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