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フォトエッセイ・2007年10月号

「日本の原風景」

JR総武本線E217系@物井〜佐倉

今年も実りの秋を迎えた。
今年の夏は各地で気温の最高記録を軒並み更新するなど、
例年になく猛暑が続き、
熱中症にかかった人が相次いで病院に運び込まれるといった報道が多かった。

そんな暑さも一段落したある日、
JR総武本線の物井〜佐倉へカメラを持って出掛けた。
この辺りは一面田園地帯である。
前述の猛暑の影響からなのか、一部ではすでに稲刈りも行われていたが、
まだそうでない所はこうして綺麗に頭が垂れていた。

日本では弥生時代に大陸から伝わったとされる稲作は、
いつしか日本人の主食として掛け替えのない存在となった。
そして稲作ほどではないものの明治時代に大陸から輸入された鉄道も、
100年以上に渡って日本中を走り続け稲作同様、
日本人にとって無くてはならない存在となった。

この歴史ある二つのものを重ね合わせたとき、
日本が世界に誇れる風景画となるのではなかろうか。
「日本人で良かった・・・」
そう思いながら私はシャッターを切った。

(写真はJR総武本線E217系。2007年9月2日、物井〜佐倉にて撮影)


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