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フォトエッセイ・2007年9月号

「継続は力なり」

京成電鉄AE100形スカイライナー@京成小岩〜江戸川

今年7月31日、上野と成田空港を結ぶ京成電鉄のスカイライナーが、
1978年に運行を開始して以来利用者が1億人を突破した。
足掛け29年での達成に関係者の喜びも相当なものだったことだろう。

しかし、ほんの少しスカイライナーの歴史を紐解いていくと、
それが必ずしも順風満帆ではなかったことがわかる。
運行開始を目前にした1978年5月、
車両基地に留置されていた初代スカイライナーが成田空港反対闘争に巻き込まれ、
空港開業直前に1編成が放火され全焼するという事件が起こっている。
さらに開業後も当時の京成側の成田空港駅は現在の東成田駅であり、
ターミナルビルから大きく離れていたこともあって客足は伸びず、
スカイライナーは初っ端から苦戦を強いられた。

現在はターミナルビル直下にできた駅へ乗り入れており、
開業当初に比べれば状況はよくなったものの、
それでもJR東日本の「成田エクスプレス」との競争にさらされている。

そういう状況の中にあって今回の1億人達成は、
京成のフラグシップカーとして足を止めることなく走り続けた結果であり、
「継続は力なり」を我々に見せてくれたことに対し、
私は敬意を表したい。

なお、今後スカイライナーはさらなる発展を遂げることになっている。
2010年4月に予定されている成田新高速鉄道線の開業とともに、
大手私鉄としては初の時速160キロ運転を開始することになっており、
所要時間も日暮里駅〜空港第2ビル駅間で最速36分で結ばれるようになるという。
これらのことを実現させるためにも、
これからも「継続は力なり」を私は期待したいと思う。

(写真は京成電鉄AE100形スカイライナー。2007年8月5日、京成小岩〜江戸川にて撮影)


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