先月、東海道・山陽新幹線に新型車両が登場した。
JR東海とJR西日本とで共同開発した「N700系」である。
「最新技術という、おもてなし」のキャッチフレーズどおり、
新幹線車両としては初となる車体傾斜装置の導入や、
起動加速度の向上、全周ホロの採用など走行に関することから、
普通車のシート幅の拡大や新しくなったグリーン車のシート、
パソコンを使う環境が大幅に改善されたりと、
走行性や快適性において歴代新幹線車両を凌駕する内容となっている。
また、来年春には無線LANによるインターネット接続サービスも始まることから、
出張が多いビジネスマンにとっては嬉しい車両と言えるだろう。
ただ問題点もある。
このN700系は鉄道車両としては初めて車内に防犯カメラを設置したが、
プライバシーの侵害を懸念する意見が早くも出されている。
日本の重要インフラを担っているが故に、
犯罪やテロを防がなくてはならないという鉄道会社の事情は理解できるものの、
記録された映像の運用や保存体制については公表していないのは、
一公共交通機関の姿勢としては疑問符が付くように思う。
さて、今は夏休み真っ直中。
これから旅行へ行こうとしている人、明日出張で乗る人、
一度このニューフェイスを味わってみてはいかがだろうか。
(写真はN700系Z5編成。2007年7月27日、東海道新幹線・掛川〜静岡にて撮影)