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フォトエッセイ・2007年7月号

「思いやり」

2100形のガラスを掃除する京急の運転士

ある駅でのこと。
発車前の運転士がゴシゴシと窓ガラスを掃除していた。
そんなに目立って汚れていたわけではないのだが、
きっとこれから世話になる相棒を思いやる気持ちからなのだろう。

しかし、
悲しいかな最近耳にするニュースはあまりにも自己中心的なものばかりで、
何故もう少し周りや相手の事を考えられないのだろうかと、
憤りを感じることも少なくない。
何故こんな世の中になってしまったのだろうか?

それはおそらく今の世の中が「個」を重要視するあまり、
全体への意識が薄くなってしまったことで、
我々日本人が昔から大切にしてきた「礼儀」というものを、
疎かにする日本人が増えてきたからではなかろうか?
これは最近特に感じることだが、
撮影地へ行っても簡単な挨拶さえできないファンが多く、
悲しい気持ちになることも多い。

人として生まれてきた以上、
他人と交わり生きていくためには、
他人を思いやる気持ちが必要だと思う。

なぜなら、
人は一人で生きていくことは絶対にできないのだから…

(写真は京浜急行電鉄2100形。2000年11月9日、京浜急行本線品川駅にて撮影)


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