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フォトエッセイ・2007年6月号

「リレー」

交代を待つ次の運転士@京王線桜上水駅

昼下がりのとある駅のホーム。
そこには「制服を着た」一人のランナーがぽつんと立っていた。
同僚からのバトンタッチを受けるために…

レールの向こうから列車が近づいてきた。
高まる緊張感。
列車は待っていたランナーの傍に静かに停まった。

ここまで走ってきた同僚のランナーに労いの声を掛けつつ、
入れ違うように乗務員室へ乗り込んだランナーは、
その瞬間からより一層真剣な顔つきになり、
発車までの短い時間に運転台回りの点検を済ませる。

やがて発車時刻を迎え、ドアが閉まった。
その直後、バトンの持ち主を変えた列車は、
それまでのランナーに見送られながら再び走り始めた。

こうした人と人とを繋ぐバトンリレーは、
昔も今も、
そして未来もずっと繰り返されていくことだろう。

(写真は京王電鉄6000系電車と交代を待つ運転士。2007年3月24日、京王線桜上水駅にて撮影)


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