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フォトエッセイ・2005年11月号

「渡し」

京浜急行電鉄800形@京急川崎〜六郷土手

青空の下を1本の電車が鉄橋を渡る…
川が多い日本ではよく見られる光景の一つである。

古代から人は川を渡る時は、「渡し船」と呼ばれる船を使っていた。
戦後、橋に取って代わられたが、それまでは地域の交通を支えるという、
大変重要な役目を果たしてきた。

そしてもう一つ、同じ船に乗り合わせた人同士が語らうという、
コミュニケーションの場を提供する役目、という側面もあった。

今我々が生活している現代に当てはめてみると、
それらは主に鉄道が担っていると言えるだろう。
そう、人や物が変わっても、その根本は大昔から不変のものなのだ。

鉄道を含め、交通がこれからどのように発展していくのかはわからないが、
不変のものだからこそ、私は記録を残しておきたい。
それが今30歳を迎えた私の切なる願いである。

(写真は京浜急行電鉄800形・2005年10月24日、京浜急行本線・京急川崎〜六郷土手間にて撮影)


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