いよいよ春のJRダイヤ改正を迎えた。
この改正では上越新幹線に新駅が誕生したり、東北新幹線から200系が消えたりと
いろいろな動きがあったが、最大の目玉はやはり九州新幹線開業であろう。
もっとも九州にはこれまでにも山陽新幹線が走っていたわけだが、それはJR西日本のもので、
本州以外のJR、いわゆる「三島会社」としては初めての新幹線開業となった。
本州3社よりも厳しい経営を強いられていると言われている状況にあって、
JR九州はこれまでも787系や885系と言った、個性的な車両を続々と登場させてきた。
保守的だと言われる鉄道会社の中にあって、それはまさに「攻め」の経営であり、
そうしたことが800系「つばめ」を生んだのだろう。
このような経営はユーザーにとって大変有益なことであり、歓迎すべきことだと思う。
しかし、喜んでばかりもいられない。
新幹線「つばめ」誕生によって並行在来線の川内〜八代間がJRから切り離され、
地元自治体が出資する第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」がそれを引き継いだが、
早くも将来を危惧する声が上がっている。
横軽廃止やその他の第三セクターの例を持ち出すまでもなく、
整備新幹線と並行在来線の関係は未だ多くの問題を抱えたままであり、
そのことを改めて考えさせる改正であった。
(写真は九州新幹線800系「つばめ8号」・2004年3月13日、九州新幹線鹿児島中央駅にて撮影)