春のJRダイヤ改正がいよいよ目前に迫ってきた。
今回の改正の目玉はなんといっても、九州新幹線の開業ではあるが、
その陰で、東北新幹線から200系が引退することになった。
姿形こそ、0系や100系に似てはいるが、豪雪地帯の上越や凍てつく東北を走るために、
先頭車のスカート部にスノープラウを装備して、線路に降り積もった雪を跳ね飛ばしたり、
床下機器への雪混入を防ぐために、それらを全てカバーしたボディマウント構造にするなど、
様々な耐寒耐雪対策を施して、時速240キロのスピードで鉄路を駆け抜けた。
また、上越新幹線において「下り坂参考」ながら時速275キロでの運転や、
1998年に行われた長野オリンピックの輸送力増強のため、
東西周波数に対応した電源を搭載して長野新幹線へ乗り入れたりと、
その後の新幹線車両を作る上で、あらゆる意味において200系が残したものは大きい。
今後はリニューアルされた一部の車両が上越新幹線で残るだけだが、
だんだん遠くへ、そして小さくなっていくテールライトが
完全に消える日も、そう遠くはない…
(写真は東北新幹線200系「やまびこ54号」・2003年10月25日、東北新幹線大宮駅にて撮影)